きみは断崖

にんげんがにんげんにするそのことを傷と呼びつつ無傷であつた だれからもゆるされてゐるおとうとにばかだといへばさうだとわらふおとうとよ なにもかもどうでもよくなつてみるひまわりよ きみは断崖

甘い生活

人生に、終止符を、打つ。句読点のように本を書く人がいる。 視野が(指が)あなたになってアスファルトに残った雪にシャッターを切る生活のなかで手にとる芸術はあなたの顔をしているだろうでも恋は罪悪でしょうひとひらを雪ひとひらを手紙にしてもこれは夢 …

blue.

ひきうける。私は君がただ君でいればよかったのだ ほんとうに助手席でねむるのがすき 春がすき 傷つけられてばかりだいつもみて あれは 春のなごりにとける海きみの名前のセルリアンブルー風を ときに手紙と間違える レンズに夜が深いばかりに好きだよが好き…